肝細胞癌のイヌに認められた耐熱性アルカリフォスファターゼアイソザイム(内科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
血清ALP活性が著しく高値を示した肝細胞癌のイヌの血清について,ポリアクリルアミドディスクゲル電気泳動を行ったところ,耐熱性を有する異常アイソザイムが検出された.腹水上清および腫瘍組織抽出液のALP活性も著しく高値を示し,同様に耐熱性アイソザイムが検出されたことから,このアイソザイムは腫瘍組織由来だと考えられた.耐熱性アイソザイムはヒト悪性腫瘍より産生されることが報告されていたが,イヌにおいてはじめて耐熱性ALPの存在が確認された.なお他の腫瘍39症例および肝腫瘍以外の肝疾患10症例についても同様に調べたが,耐熱性アイソザイムは確認できなかった.
- 2006-10-25
論文 | ランダム
- 前立腺癌の浸潤度判定におけるリンパ管造影の意義
- 前立腺癌骨転移の指標としての尿中ハイドロキシプロリンの検討 (I)
- 地中レーダによる平板の傾きと長さの推定
- Gamma Dab Prolactin kitの基礎的,臨床的検討
- 末端肥大症のCB-154による治療 (成長ホルモン)