小麦新品種'きぬの波'の育成
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概要
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関東東海の水田二毛作地帯に適した小麦新品種'きぬの波'を育成した。早生、良質、多収、加工適性の向上を育種目標に'関東107号'を母に'関東100号'(後:バンドウワセ)を父に人工交配し、系統育種法により選抜・固定をはかってきた固定品種である。'農林61号'に比較して早生、多収であり、アミロ値が高く、粘弾性に優れ、うどんとしてのバランスの良い食感を有している良食味のやや低アミロース品種である。熟期は'農林61号'より1-2日程度の早生であることから、'農林61号'栽培地帯を中心に計画生産を行い普及面積の拡大を図る。
- 群馬県農業試験場の論文