かんがい水中の有機性窒素が水稲栽培に及ぼす影響
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概要
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波志江沼由来のかんがい水中有機性窒素が水稲栽培に及ぼす影響について調査を実施した。かんがい水中有機性窒素の平均濃度は、3mg/1程度であった。このことから水稲栽培期間の窒素負荷量は、9kg/10aと試算される。また、有機性窒素の水稲への影響は、水口から20mの辺りまで収量・品質に影響していることが明らかとなった。慣行施肥では、水口周辺の窒素が過剰となり、倒伏及び玄米中の窒素含量が増加した。しかし、水口周辺の施肥量を50~75%減肥すると、収量・品質が向上し、倒伏も回避できた。
- 群馬県農業試験場の論文