野菜作経営における労務管理の実態と労働力調整システム
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概要
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野菜作経営における雇用確保は、求人雑誌・求人広告による募集や親類・知人による紹介の場合が多く、被雇用者の従事する作業は収穫・調整関連が中心で、経験・能力に応じた作業分担となっている。賃金については作業内容に応じた水準を設定しているが、臨時雇用の労災加入は少ない。 労働力調整システムについては外部調達型が主流で雇用・被雇用の関係が有る場合、契約方式、労力提供方式、システムの支援内容からヘルパータイプと支援タイプに大別できる。ヘルパータイプの場合は利用農家は比較的少ない負担で利用ができるが、支援タイプの場合は農家に雇用主の責任と負担が求められる。しかし、労務管理能力の育成効果が期待できる。
- 群馬県農業試験場の論文