BHLから肺野型へ急速に変化したサルコイドーシスの1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
雑誌掲載版20歳男性.両側肺門リンパ節腫脹(BHL)から肺野型へ急速に変化したサルコイドーシス(サ症)の1例を経験した.幼少よりアトピー性皮膚炎の既往があった.羞明の出現で眼科を受診し,ぶどう膜炎と胸部X線写真上でBHLを認めた.1ヵ月後,39℃の高熱と呼吸困難感で近医に肺炎と診断され入院したが,急速に悪化し紹介転院した.画像では全肺野にびまん性小粒状影を認め,BHLは消退していた.ACEは軽度高値で,動脈血ガス分析で低酸素血症を認め,呼吸機能検査で拘束性換気障害と拡散能の低下を認めた.気管支肺胞洗浄液(BALF)では総細胞数1900/μl,リンパ球41%と増加し,CD4/8比は0.19と低下していた.経気管支肺生検でリンパ球浸潤を伴う非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認め,サ症の肺病変の急性増悪と診断した.プレドニゾロン60mgより治療を開始し,症状および陰影は改善し呼吸機能および低酸素血症も正常化した.治療開始後20日目のBALFでは総細胞数70/μl,リンパ球14%と減少し,CD4/8比は0.55とやや上昇していた
論文 | ランダム
- 大豆子実成分の変動要因の解析
- 3 温暖地大豆の子実成分組成に及ぼす栽培条件の影響(関西支部講演会要旨)
- 7-8 大豆の窒素吸収同化に及ぼす施肥,土壌条件の影響(7.水田土壌の肥沃度)
- 11-19 水稲のCd吸収が促進される2,3の事例について(11.環境保全)
- 農用地における重金属汚染の解析に関する研究-1-水田土壌中におけるカドミウムの挙動と水稲のカドミウム吸収について