無治療に終わった肝細胞癌症例の臨床的検討
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概要
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雑誌掲載版肝細胞癌症例249例中無治療に終わった46例(18.5%)について検討した.基盤の肝病変は46例中42例(91.3%)が肝硬変であり,年齢は平均64.6歳であった.ウイルスはHBVが14例,HCVが16例,NBNCが16例であり,肝障害度Aが11例,Bが16例,Cが19例で,癌の進行度はIV-Aが25例と最多であった.生存期間は平均7.1ヵ月であった.無治療になった原因としては肝予備能が悪く,癌がかなり進行した状態で発見されたためが非常に多く,ついで他臓器疾患の合併,高齢,患者の選択などであった.高度進行肝癌例を早くみつける対策としては,慢性肝疾患を事前に見つけて,定期的なfollow up体制に持っていくことが重要であり,高度進行例の約半数でその可能性があった.また,どこまでが積極的治療の対象になるかの見極めも重要であり,速やかな緩和的治療の併用あるいは移行も大切であると思われた
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