高度進行肝癌患者に対する病名告知に関する検討
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概要
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雑誌掲載版17例の高度進行肝癌患者を対象に告知の現状について検討した.告知の基本姿勢は,段階的に,Truth tellingに基づき,できるだけ最初に患者本人に話すこととしている.告知・認識のレベルをA.長くかかる,B.悪性或いは癌だが治療手段がある,C.治療法なく予後悪い,の三つに分類した.告知レベルと認識レベルの間に大きなギャップはなかったが,その後の経過中にずれがみられることもあった.告知・認識レベルと治療内容,生存期間には相関はなかったが,Cの患者は全て,best supportive therapyであった.予後の悪い肝癌であっても,基本姿勢に基づいて患者に説明できた.最初の告知内容や患者の認識度がどうであってもその後のコミュニケーションの継続及びそのプロセスがより大切である
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