アイデンティティと歴史の自己教育的研究(4)日本的ハビトゥスとしての「甘え」を乗り越えるために
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概要
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合理性と非合理性の議論を，快楽原則と現実原則の考察を通して自由の多面的な理解にまで展開し，これに基づき土居健郎が「甘え」と概括する性向が日本的ハビトゥスであることを示し，それを乗り越える自己教育の実践論としてパウロ・フレイレの「自由のための文化行動」があることを論じた。I apply the consideration of rationality and irrationality to examination of pleasure principle and reality principle, and attain the understanding of manifold nature of freedom. Based on this understanding I demonstrate that "Amae" of Takeo Doi is Japanese habitus, and "cultural action for freedom" of Paulo Freire is the theory of praxis of self-education surpassing this Japanese habitus.
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