医療観察法病棟に勤務する看護師の自律性、ストレッサー、バーンアウトに関する研究
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概要
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本研究の目的は、医療観察法病棟に勤務する看護師の自律性、仕事ストレッサー、バーンアウトの特徴を明らかにすることである。医療観察法病棟を有する2施設の精神科看護師を対象とし、留め置き法による自記式の質問紙調査を実施した。調査には看護師の自律性尺度、臨床看護職者の仕事ストレッサー測定尺度、日本語版バーンアウト尺度を用い、分散分析と多重比較、重回帰分析を行った。医療観察法病棟53 名、精神科急性期病棟35 名の回答が得られ、回収率は67%であった。医療観察法病棟に勤務する看護師は、精神科急性期病棟に比べ「職場の人的環境」にストレスを感じ、バーンアウトにおいては「脱人格化」が高いことが示された。また、看護師経験が長い方が自律性が高い傾向にあるが、同時に「医師との人間関係」や「仕事の量的負担」が高まる傾向がみられた。さらに、バーンアウトには「職場の人的環境」「仕事の質的負担」が関連することが明らかになった。
- 2011-03-30
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