授業応答システムと学習管理システムを活用した授業実践
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概要
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教員の授業内容や教育方法などの改善・向上を目的とした組織的な取組み(FD)が求められるようになってきている.その取組には,情報通信技術(ICT)の活用や,アンケート等による学生の授業評価なども含まれる.これらはつまり学習者の反応や理解を教師が的確に捉え指導に還元するための手段とも考えられる.これまでの学習管理システム(LMS)を中心とした学習活動の把握に加えて,授業応答システム(ARS)を授業に取り入れることで,即時性や匿名性を生かした様々な学習者の意見の集約と共有または理解度の把握が可能となる.これらのARS とLMS を活用した授業実践について,特にアンケートを中心としたシステムの構築と現時点での実践結果について述べる.