食育の認識・実践の実態について
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概要
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食育基本法が施行されて3年が経過した平成20年に,食育が生活者にどのように認知され,実践されてきたかを知るための実態調査を実施した.調査方法は質問票法によるアンケート調査である.その結果,予想以上に食育に対する関心は高かった.しかし,具体的に「何が食育か」についての回答はばらばらであり,具体性(実践性)に欠けていた.食育についての情報源は活字情報と電波情報に2分割されていたが,インターネットの活用が14%あった.情報内容の評価については,今回の調査では明確にできなかった.しかし,行政からの情報(パンフレット)の活用が全体の25%(男性19%,女性32%)あり,行政と生活者の距離が短縮されたように感じた.食育を推進させるに必要と考える基礎知識(三食食品群,六つの基礎食品群,健康のための食生活指針,食事バランスガイド)の認知程度と日常生活への活用については,食育推進のためになるようなる結果は得られなかった.特に幼児期から高等学校までに段階的に学習してきたであろう三色食品群,六つの基礎食品群に対する認識が低く,教育方法の改善が望まれる.
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