An Acoustic Analysis of the Punch Line Paratone in English Jokers
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概要
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Kadokawa(2009)、角岡(2011)において段落音調の一変種として、冗談のオチで声を落とす、ゆっくりと話す、あるいはその直前で間を置くというような一連の特徴が見られることを指摘した。これら音声的特徴は、本題からの逸脱を示す低・段階音調と同一である。この小論では、そのような特徴を音声分析によって検証する。題材に採ったのは、英語の小拙四編である。これら小拙を分析し、基本・最低・最高周波数、行間の空白時間等を計測した。結果は、「段落音調」として定義された音声的六条件に合致していることが確認された。対象条件として、「冒頭で基本周波数の平均が一話中で最高、オチで最低、オチの前で行間空白時間が最長」などと条件を極端にしてみて比較した。この厳しい条件では、該当する場合が明らかに上述の条件よりも少なかった。この比較によって、当初の定義が実態に即していることが確かめられた。
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