海上保安事件の研究(第58回)昭和49年11月9日午後1時37分頃,東京湾中ノ瀬航路を,ナフサ等を満載して北上中のLPGタンカー「第十雄洋丸」と木更津港で鋼材を積載して室蘭港向け航行中の貨物船「パシフィック・アリス」が,中ノ瀬航路第7号灯標の北数百メートルの地点で衝突炎上し大火災となった。折からの北北東の風と引潮により炎上中のLPGタンカーが漂流して横浜,横須賀の工場地帯や市街地に接近すると大災害が生じるおそれが懸念され,決死的な作業でこれを防ぎ,その後の措置として「第十雄洋丸」を太平洋上で沈没させて処理

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