経験をもとにして「話すこと」「聞くこと」そして「書くこと」--日本事情で扱う時事問題と座談の効果について
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概要
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学部初期教育の日本事情科目において、社会、経済、文化などの時事問題を対象として扱うとき、受講者がそれらの事象を詳細に理解していくことは大変難しい。しかし自分の経験に引きつける形で対象とする記事内容を認識し、自分なりのコメントを付していくことは十分可能であろう。本稿では学習者が持つ経験知(経験の深浅を問わない)を生かしながら「話すこと」そしてそれによる応答を「聞くこと」をくりかえし、さらに改めて「書くこと」で理解するといった、実践としての座談が持つ役割を検討してみることとする。近年話題になっている文化リテラシーの養成と関連させて座談の効用を授業実践から考えてみたい。
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