医師が患者に癌を告知して転院などを勧めましたが、患者は積極的な治療を望まず3年後に死亡しました。告知を受けていなかった遺族は、医師には家族にも説明する義務があったと主張しましたが、裁判所はこれを退けました。事件の概要 当時75歳だった患者Aは1998年9月、頻尿や腰痛を訴えて有床診療所のBクリニックを受診した。