図書館の貸出統計からみる学生像
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概要
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本稿は,新入生図書館内ガイダンス時のアンケート調査と図書館貸出利用統計を用いて,学生像を考察し報告するものである.その結果,①近年の入学生は,読書や本に興味のない学生が過半数を占める傾向にあること,②読書や本について興味のある学生は,興味のない学生に比べて図書館の本の貸出が多いこと,③入学以前に図書館の本を利用していた学生は,利用する習慣のない学生に比べて図書館の本の貸出が多いこと,④入学以前に図書館で学習する習慣のあった学生は,習慣のない学生に比べて図書館の本の貸出が多いことが明らかになった.また,⑤館内ガイダンスに参加する学生は,不参加の学生に比べて図書館の本の貸出が多く,⑥館内ガイダンスに参加する学生は,入学年度の前期の貸出が多いことが分かった.これらのことから,読書支援の必要性を認識し,図書館の諸活動が貸出冊数に影響をあたえている可能性があると考え,読書支援が本学図書館の課題であることを明確にした.
- 飯田女子短期大学の論文
- 2008-05-27
飯田女子短期大学 | 論文
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