消費者の安全・安心のための製品情報の開示--不祥事とならないための緊急リコール告知について (特集 ファイナンス)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
製品リコールは、製品や材料の製造・供給企業にとっては避けられないリスクである。製品リコールは、消費者に対して販売後の製品の危険性を伝え、製品回収を行うものである。しかし、同時に社会や行政に告知する必要があり、加えて風評の低下や市場展開へのマイナス影響などが伴う。だからといって、隠蔽や偽装をしてしまうと不祥事となって、事業の存続自体が危ぶまれる自体に陥る。本稿では、製品リコールによる企業損失を最小限にすることによって、消費者や社会の信頼を維持していくためのリスクマネジメントについて述べる。このことによって企業価値を大きく向上させることはないかも知れないが、社会的責任を果たしながら、事業活動を継続していくためには重要なマネジメントである。Product recall is risk that cannot avoid for manufacture and supplier. Product recall is the one to give warning information of after sale to consumer, and to return products. But also it needs many time and work for repair, and enormous advertising cost. In addition, declining in reputation and influencing negatively in market. However, If concealing and camouflaging, the continuance of the business will be doubted. This paper provides aspect of risk management to continue mutual trust with consumer and social, by minimizing damage of product recall. Maybe this risk management dose not greatly improves corporate value. But it becomes at least necessary management, while accomplishing the social responsibility.
- 専修大学商学研究所の論文
専修大学商学研究所 | 論文
- 専修大学生による生田緑地の現状と課題分析 (大学と地域の共生--〔専修大学〕商学研究所実態調査プロジェクト 2004年度報告書)
- 大学生による地域イベントの意義と課題 (大学と地域の共生--〔専修大学〕商学研究所実態調査プロジェクト 2004年度報告書)
- 川崎市多摩区における観光資源の現状と課題--都市型エコツアーの可能性 (大学と地域の共生--まちづくりを中心に)
- インタビュー抄録:知床ナチュラリスト協会「SHINRA」--代表理事 藤崎達也氏 (知床ウトロ地域の環境保護活動の実態調査報告(2001年度 〔専修大学〕商学研究所実態調査))
- 環境NPOによるエコツアーの現状と課題--知床ナチュラリスト協会「SHINRA」へのインタビュー調査より (知床ウトロ地域の環境保護活動の実態調査報告(2001年度 〔専修大学〕商学研究所実態調査))