神奈川県におけるヒラメ資源尾数の推定について
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概要
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1 神奈川県における年齢別漁獲尾数を推定し、これを元にVPAで資源尾数を計算した。2 年齢別漁獲尾数をみると1歳魚の漁獲尾数が主体で全体の4~6割近くを占めた。3 全体の資源尾数をみると1996年にピークがあり、その後1999年まで下降するが、それ以降は安定推移している。4 当歳魚資源尾数をみると1991・1996・2001年に比較的高加入がみられた。5 漁獲係数をみると1993年にピークがみられ、それ以降1998年まで比較的安定推移したが、その後大きな変動がみられた。6 当歳魚に対する漁獲係数は比較的小さく、1歳魚以降、特に2歳魚の漁獲係数が最も大きかった。7 神奈川県の漁業は1歳魚以降のヒラメ資源を高度に利用していると思われた。
- 神奈川県水産技術センターの論文
- 2006-03-00
神奈川県水産技術センター | 論文
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