平割積層材の開発(1)平割材の乾燥
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スギ構造用集成材の製造経費削減などを目的として、通常のラミナの2倍程度の厚さの板(平割材)を積層する平割積層材を開発した。平割材の乾燥方法について検討した結果、以下の結論を得た。中温乾燥1パターンおよび高温乾燥3パターンについて仕上がり状態を比較したところ、乾球温度120℃、湿球温度90℃の高温低湿処理を15時間、乾球温度90℃の中温処理を168時間行う方法が最も仕上がり状態が良好であった。ただし、この方法においても含水率が15%を超える材が2割程度あり、重量などによる選別が必要であると考えられた。また、この方法では一部の材で、材端部約20cmの間で内部割れがみられた。材端部が過乾燥(含水率10%以下)にならないようにする必要があると考えられた。
- 新潟県森林研究所の論文
新潟県森林研究所 | 論文
- 新津市広葉樹二次林における菌類の発生状況について(2)オニイグチ科の発生
- 新津市広葉樹二次林における菌類の発生状況について(1)菌根菌の種別発生年とキシメジ属の発生位置
- 未利用資源の燃料特性評価
- 木質バイオマス利用のための燃料特性評価
- 海岸防災林における常緑広葉樹の植栽成績