幼児の原子価の測定の可能性について--Valency Assessement Test for children (VATch)の妥当性と信頼性に関する実証的研究
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概要
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本研究目的は、子どもの原子価を測定するテストVATch(Valency Assessement Test for children)の妥当性と信頼性の吟味を行なうことである。VATchは筆者らが2004年に子どもの原子価を測定するために開発した投影法式の絵本テストをデジタル化し、改訂したものを使用する。さらに、このテストの妥当性と信頼性の吟味を行う方法として、Hafsiの4つの原子価の特徴的なものを参考に筆者が作成した実際的尺度を用いた。この質問紙は、それぞれの原子価の特徴が実際の行動に反映されているかどうかを測定するものである。対象は、3歳から6歳の幼稚園に通う園児で、VATchを施行し原子価が決定した後に幼稚園の先生に対し子どもの実際的尺度を施行した。結果は、実際的尺度の信頼性は確認され因子分析もできたもののサンプル数の少なさもあり、妥当性と信頼性についての検討を行うまでには至らなかった。今後は、サンプル数を増やし原子価と尺度の相関等も見ていく必要があると考えられる。
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