急成長する健康食品に顧客を奪われる一方、ドリンク剤を中心に売り上げを減らし続ける大衆薬メーカー──。こうした「大衆薬の冬の時代」に変化の兆しが見え始めた。大衆薬メーカーが新たな広告手法で反撃に転じたのだ。行政の健康食品に対する規制強化という追い風も受け、顧客の奪還へと大きく舵を切った。