1942年1月8日。この日が小泉純一郎の公式の生年月日である。だが、古くからの支援者が、小泉の実母、芳江から直接聞いたところでは、実際に生まれたのは41年12月だという。 敗戦を迎えたのは、3歳の時。実質的に、初の戦後世代の首相と言える小泉は、戦争直後の雰囲気が色濃く残る中で少年期を過ごす。 横須賀市立山崎小学校では、ローマ字教育を受ける「実験クラス」に属した。