本事例は、薬剤師が患者の了解を得た上でトレースレポート(服薬情報提供書)を作成したが、誤って主治医以外の第三者にファクスしてしまったために、患者の病状や処方薬などの情報が漏洩(ろうえい)した事例である。しかも、ファクスの受信者がその情報を近隣に広めたため、患者は大きな精神的苦痛を被ってしまった。