武蔵野台地の自然災害
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概要
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東京低地については、自然災害からの見地から、様々な検討が加えられてきたが、武蔵野台地は東京低地よりも標高が高く、地盤も良好であるために、取り上げられることは少なかった。この小論では、武蔵野台地の水害と地震災害について検討を加えた。水害については、台地面は相対的な低地を除いては被害を受けにくいが、台地面を含む流域の市街化が降雨の流出システムを改変し、台地を開析している低地を水害の常襲地にしていることを述べた。治水対策については、神田川を例に取り上げ、他の流域とは異なる対策上の特徴を述べた。地震災害については、社会的素因が台地面での危険度を増していることを、東京都の地域危険度測定調査から述べた。また、現在危惧されている直下地震による被害想定結果を紹介し、武蔵野台地でも自然災害とは無縁でないことを示した。
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