北京や上海で激しい反日デモが起こり、中国リスクへの懸念が高まった昨年4〜6月、日本の対中直接投資額は前年同期比でいったんマイナスに落ち込んだ。ところが、年後半に入って目覚ましく回復。昨年9〜12月には同50%を超える伸びを記録している。 日本企業は、中国リスクの存在をはっきり意識しつつも、投資のアクセルをむしろ踏み込んでいる。