2005年10月4日、石川県南加賀保健所にこんな電話が入った。約35年前に建てられた加賀市山中温泉長谷田町の織物工場で、アスベスト対策無しに解体工事が開始されたというのだ。茶石綿と白石綿がある壁破壊 同日、保健所の連絡を受けた同県環境政策課参事の西川孝蔵氏は大気汚染防止法の届け出が無いことを確認し、工事をすぐに中断させるよう指示した。