横浜市金沢低地と周辺部の地盤地域区分
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概要
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横浜市金沢低地は内湾に形成された低地と湾口を塞いでいる砂州とから構成される。この低地は、基盤と地盤のコントラストが明瞭である上に、都市化が著しく進行しており、サイスミック・マイクロゾーニングの方法論を検討する地域に適している。この小論では、サイスミック・マイクロゾーニングのための基礎資料を整備する一環として、金沢低地と周辺部の地形と地盤を調査した。地形は金沢砂州地区、宮川低地、侍従川低地、丘陵地に区分された。ボーリング資料の解析からは、金沢低地の下に埋積されている最終氷期の極相期までに形成された谷が復元され、同時に、低地の堆積物は、上部砂層、上部泥層、下部砂泥層に区分された。これらの各層を単位地盤とし、その層相と層厚に基づいて、地形区毎に地盤型が検討された。その結果、金沢砂州地区では10、宮川低地では5つ、侍従川低地では6つ、周辺の丘陵地では3つに地盤型が分類され、その分布が示された。
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