スギ正角材の人工乾燥時の高温処理が曲げ強度に与える影響
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概要
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人工乾燥の効率化のために行われる高温処理(蒸煮・減圧処理および高温乾燥)が正角材の曲げ強度に与える影響について調査した。結果は以下の通りである。1.天然乾燥材と、人工乾燥の前処理として蒸煮・減圧処理(最高温度120℃、6時間)を行った材との間には曲げ強度の差が認められなかった。2.人工乾燥の前処理として蒸煮・減圧処理を行った材と高温乾燥材(最高乾球温度120℃、65時間)の間には曲げ強度の差が認められなかった。3.1および2より、人工乾燥において一般的に行われている最高温度120℃で6時間程度の蒸煮・減圧処理や最高温度120℃で65時間程度までの高温処理による曲げ強度の低減はないと判断される。
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