開業医が頭痛や発熱、意識障害などを訴えた患児を適切に医療機関に転送しなかったために、重度の脳障害が残った。最高裁は、高裁判決を破棄し、従来の死亡例に対する期待権の考えを初めて後遺症例にも適用、開業医の責任を認定した。事件の概要 1976年生まれの患者Aは、88年9月29日、B医師が開設する内科・小児科医院を受診した。