小ギクの定植3週間後摘心による品質向上と労力分散
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概要
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小ギクの管理作業の効率化を図るため、摘心時期の違いが生育および切り花品質に及ぼす影響を検討し、摘心の適期が定植1週後および3週後の2回あることを明らかにした。1)定植3週後に摘心(以下「3週後摘心」という)を行うと、慣行の1週後の摘心(以下「慣行摘心」という)と同程度以上の切り花品質が得られた。しかし、定植2週後および4週後に摘心を行うと、3週後摘心や慣行摘心より品質が劣った。2)3週後摘心では摘心後の側枝の伸長は、慣行に比べ緩やかであるが、収穫時には同程度になった。3)3週後摘心は、ほとんどの作期および品種で慣行摘心と同等以上の品質が得られ、開花期への影響はみられなかった。4)3週後の摘心方法は、生長点付近の先端部を摘みとると品質が向上した。
- 滋賀県農業総合センター農業試験場の論文
滋賀県農業総合センター農業試験場 | 論文
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