長さの異なるホダ木を用いたシイタケ栽培試験
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概要
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シイタケホダ木の重量軽減のためホダ木の短尺化を図るとともに、短尺化による子実体発生量等への影響を調査した。長さを4~5段階に調整したホダ木及び軸方向に2分割したホダ木を用いて子実体発生量等の関係について検討した。ホダ木の重量減少率から60cm以下の短尺ホダ木は80cm以上のホダ木に比べてホダ化の進行が速いと推察されたが、1年目の子実体発生量への影響はみられなかった。また、3年間、各年毎に植菌したホダ木の植菌1年目の発生量の比較を行ったところ、ホダ木の長さによる発生量の違いはみられなかった。植菌後4年間の総発生量でも、ホダ木の長さによる違いはみられなかった。子実体の大きさは菌柄径において40cmホダ木から発生したものが他に比べて大きかった。軸方向に2分割したホダ木の2年間の発生量は、いずれの長さの場合でも通常ホダ木の6割程度であった。
- 鳥取県林業試験場の論文
鳥取県林業試験場 | 論文
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