受精卵クローン去勢牛の肥育に関する相似性
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概要
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同一期日に生産された受精卵クローン牛1組3頭の黒毛和種雄子牛を用いて、同一飼養条件によって生後917日間育成・肥育し、産肉性についての相似性を検討した。1.生時体重は、最大と最小の差が7.0㎏であった。生時から肥育終了時までの1日当たり増体量は、最大と最小の差が0.05㎏と小さかった。肥育終了時体高は、1頭が4.0㎝高かった。2.育成期および肥育前期は、各供試牛とも下痢が多発した。3.解体の結果、内臓には異常が認められず、内臓廃棄はなかった。枝肉歩留まりは、各供試牛とも低めであった。ロース芯面積は、最大と最小の差が4.0㎝2であったが、形状は類似していた。枝肉の脂肪付着状態は、類似していた。4.肉質は、各項目とも差が認められなかった。脂肪交雑の状態は、やや粗く入っており、相似性が高かった。枝肉等級は、全頭とも「A-3」であった。
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青森県畜産試験場 | 論文
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