ウェブを利用した農産物販売システム
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概要
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入荷量や販売価格を決め商品情報を発信するという従来販売者が行ってきた業務の多くを、直売所では生産者自身が迅速に行う必要がある。2001年8月に開店した直売所をモデルに、直売所を支援するいくつかのアプリケーションを開発した。まず、生産者と商品の基本情報をウェブサーバのデータベースに蓄積し、そこにレジの売上情報を転送するシステムを構築した。つぎにデータベースを加工し、販売者、生産者、消費者の各々が必要とする情報をインターネットのウェブ画面で提供するアプリケーションを開発した。例えば生産者が在庫や売上から出荷量や販売価格を決定することや、大型店舗で買い物中の消費者が直売所の商品の単価や品揃え情報を得て立寄るかどうかを決定する。などの意思決定を支援する。ウェブブラウザをインターフェースとして開発したので、ウェヴ機能をもつ携帯電話を使って農場や外出先でシステムを利用できる。そのほか直売所への生産者の出勤管理など開発したアプリケーションについて述べ、短期間の利用ではあるが利用実態や必要な改良点を考察した。
- 農業情報利用研究会の論文
農業情報利用研究会 | 論文
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