「日本の会社は、もっと株主の声に耳を傾けてほしい。米国では当たり前のことなんです」 1月31日、東京証券取引所内で開いた記者会見の終盤、M&Aコンサルティング(MAC)社長の村上世彰(42歳)は声を上ずらせながら訴えた。 老舗アパレル企業、東京スタイルの発行済み株式数の10%強を所有する村上は、同社の経営陣に対して、独自の要求を突きつけた。