製品開発支援システムの開発
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概要
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現在, 製造業にとって製品ライフサイクルの短縮により, 市場対応の迅速な製品開発が要求されている.そこで企業は長期間の開発における機会損失を回避するために, 上位工程(企画, 設計)で下位工程(製造, 販売)のことを考慮に入れ開発を行うコンカレント型製品開発を志向している.構造化しにくい問題(Ill-Structured Problem)として位置づけられる製品企画設計を, どのように各領域階層関係者間の意見調整をしながら迅速に遂行していくかのグループ意思決定が鍵となり, この分野での方法論の確立, システム化が期待されている.本研究は, 開発の上位工程における製品概念設計(製品コンセプト設計)と製品仕様設計(製品スペック設計)の方法とその支援システムの開発を目的としている.具体的には, 段階的なコンセプト抽出の方法や制約条件付きAHPを用い製品スペックを決定する方法, また, グループ意思決定において生じる意思決定者間の事実前提・価値前提の相違(GAP)を縮小する方法についても検討を試みた.
- 1997-02-15
論文 | ランダム
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