難治性てんかんに対するBromideの治療効果
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概要
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小児難治性てんかん20例(部分てんかん10例, 続発全般てんかん10例)にBromidcのadd-on therapy(25〜150mg/kg)を行い, その治療効果を検討した。50%以上発作減少6例(30%), 25〜50%減少3例(15%), 一過性改善1例(5%)であった。てんかん分類別では部分てんかん, 発作型別では二次性全般化強直間代発作に有用で, ミオクロニー発作への効果は少なく, 非定型欠神発作への効果は認められなかった。有効例での平均投与量は80mg/kgで効果発現は投与開始2〜6週後であったが, 脳波上での改善はなかった。副作用出現は5例(25%)と多いため投与に際しては十分な注意が必要であるが, 血中濃度と薬剤効果および副作用との関係は認められなかった。難治性てんかんの二次性全般化強直間代発作や強直発作頻発状態に対しBromidcは試みる価値があると思われた。
- 1990-10-31
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