光過敏性部分発作
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概要
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テレビやストロボ光刺激によって部分発作が誘発される小児5例(男児1例, 女児4例)について・その臨床・脳波像を報告した。発症年齢は3歳から12歳, 平均7歳であった。全例・発達は正常であり, てんかん発作以外には神経学的異常はみられなかった。発作間欠時脳波では, 全例にphotoconvulsive responseがみられ, 3例では, これに加えて, 棘波焦点も認めた。2例では, 脳波記録中, ストロボ光に誘発されて臨床発作がみられ, ともに, 脳波上, 後頭部に始まる律動性棘波を認めた。他の3例では, 全般性運動発作, 向反発作, めまい, 眼瞼間代発作などに先行して, 視覚発作がみられた。今回われわれが報告した症例にみられた臨床発作は, 光過敏性部分発作における発作時の異常放電起始を後頭葉とするJasperの仮説を支持しているものと思われた。
- 1988-10-31
論文 | ランダム
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