スピンバルブ型CPP-GMRのMRエンハンスメント : メタルベーススピンバルブにおける磁性層の役割
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スピンバルブにおけるCPP-GMR特性を向上させるため、ピン層とフリー層の材料を検討した。具体的には、CIPで通常用いられているCo_90Fe_10合金(材料A)、Fe_50Co_50合金(材料B)、さらにFe_50Co_50合金に極薄いCu層を挿入した材料(材料C)の3種類である。それぞれ、ピン層とフリー層の膜厚が5nmのもので、AΔR (A:素子面積、ΔR:抵抗変化量)が1.0mΩμm^2, 1.6mΩμm^2,and 2.9mΩμm^2を示した。Valet-Fertモデルによる解析より、材料Aから材料Bに変えることで界面と磁性層中のスピン依存散乱が増し、更にCuを挿入した材料Cを用いると磁性層中のスピン依存散乱が大きく増加することがわかった。これは、Fe_50Co_50合金中のCuが、スピン依存散乱を増加させているためと考えられる。
- 2002-09-26
論文 | ランダム
- 卵管不妊手術後に発生したと思われる卵管溜水腫茎捻転の4例について
- 早害桑と取組んで
- Assessment of In-Hospital Cardiopulmonary Resuscitation Using Utstein Template in a University Hospital
- 妊娠悪阻治療剤「ロンギフエン」の使用経験 (薬剤の臨床)
- 卵管間質部妊娠の3例