振動水柱を格納した波浪エネルギー吸収型消波構造物に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
波浪エネルギー吸収装置には様々な方式が存在し,代表的なものとしては,振動水柱の運動を空気エネルギーに変換する方法,浮体運動を油圧エネルギーに変換する方法などが挙げられる.振動水柱型波浪エネルギー吸収装置は,波浪エネルギー吸収装置の中で吸収効率が高いものの一つであり,理論的な解明に関しては研究が進んでいる.これまで筆者らは,振動水柱の持つ固有周期の存在を明確にし,波浪エネルギー吸収効率を検証して,それらを装着した養殖生簀の動揺抑制に活用しているが,振動水柱を護岸施設や消波施設等へ適用するまでには至っていない. 本研究では,機械装置等を使用することなく,振動水柱の運動を空気エネルギーに変換する方法を採用し,防波堤,消波ブロック内に格納する方式を採用した波浪エネルギー吸収型消波構造物の開発と実用化を目的とした.
- 公益社団法人 土木学会の論文
著者
関連論文
- 高松クレーター論争の検証
- 9.谷密度から斜面崩壊規模を予測する(斜面崩壊・地すべり(2),口頭発表)
- 67. 日本三景松島は巨大地すべりによって形成された(地質構造,口頭発表)
- Terra/ASTER衛星データによる緑化適地選定に向けた土壌水分量推定(第35回大会)
- 結晶片岩中のスメクタイト含有破砕帯の膨潤特性と隆起メカニズム
- 集中豪雨による浸水被害拡散シミュレーションシステムの開発
- ネパール最重要道路のハザードマップとリスク管理
- 平成16年台風10号による四国地方豪雨災害速報
- 四国における中央構造線活断層系の調査研究の現状と課題
- 西南日本外帯の地殻構造 : 2002年四国-瀬戸内海横断地殻構造探査の成果 : 特集「地殻応力測定法の現状と解決するべき問題点」Part 2