Prednisoloneに依り治療したHodgkin氏症の臨床経過並びに其の剖検所見
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概要
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1666年にMalpighiは葡萄状に腫脹したリンパ腺及び結節状の牌臓の病変に就て記載した.1832年にHodgkinは同様にリンパ腺及び牌臓の腫大した7症例を報告,その後,多数の報告か文献に見られるか,一般にHodgkin 氏病として総括されている.しかし乍ら,その原因,本態,更に治療に関しては種々論じられているが,未だ確定されていない.我々は臨床症状,臨床検査更にリンパ腺試験切除組織学的検査の結果,Hodgkin氏病と確認された患者を経験し,副腎皮質ホルモン(Prednisolone)治療を行い,リンパ腺病巣及び臨床経過に全く良好な結果を示したが,終に死亡し,剖検の機会を得た症例に就て報告する.
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公益社団法人 日本皮膚科学会 | 論文
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