カザフスタン,カリンカラ産オイルシェールの組成分析
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概要
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カザフスタン,カリンカラ産のオイルシェールについて,粉末X線回折法(XRD),蛍光X線分析(XRF),走査型電子顕微鏡(SEM),熱重量-示差熱測定(TG-DTA),および元素分析(EA)により分析した。XRDの回折パターンより,オイルシェールは,鉱物として,石英,CaSO4・2H2O, およびMg4Al2(OH)12CO2・H2Oを含んでいることが分かった。TG-DTAの473~823 Kの間の重量減少に基づいて算出されたオイルシェール中の有機物は約19 %であった。さらに,EAとTG-DTAから求めたH/C比は0.86であり,これは含まれる有機物が石炭のそれに近いことを示していた。我々は,373~623 Kにおいて,デカリンを用いてオイルシェールからの有機物の抽出を試みたが,有意な量の生成物は得られなかった。
- 公益社団法人 石油学会の論文
著者
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三浦 弘
埼玉大学大学院理工学研究科
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黒川 秀樹
埼玉大学大学院理工学研究科
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大嶋 正明
埼玉大学大学院理工学研究科
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K. Kairbekov
埼玉大学大学院理工学研究科
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増田 尚斗
埼玉大学大学院理工学研究科
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K. Myltykbaeva
埼玉大学大学院理工学研究科
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Kairbayeva Nazarke
埼玉大学大学院理工学研究科
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S. Yemilyanova
埼玉大学大学院理工学研究科
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