対数型美的曲線の官能評価試験
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概要
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対数型美的曲線を実務に使用した場合、高品質な曲面が生成できるのか、またデザイン業務をどの程度効率化できるかについての基礎データはまったく存在しない。そこで、プロのデザイナやデザインを専攻する大学生に、実際に対数型美的曲線を用いて自動車、マウスやボトル等をデザインしてもらい、出来栄えやデザイン効率に関する官能評価試験を実施した。官能評価試験の結果をまとめると、対数型美的曲線を用いると、通常の曲線よりも素早く容易に美しい曲線を生成することが可能である。また、手書きのラインに近似させやすく、2次元の曲線から3D化する際に面の歪みが少なく、より意図した形に近い曲面が生成できる、との評価を得るとともに、デザイン業務全体の効率は約1.25~1.5倍に向上することが分かった。
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公益社団法人 精密工学会 | 論文
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