フルフリルアルコール樹脂粒子の開発
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概要
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非食料植物由来原料であるフルフリルアルコールを単独乳化重合させることで,平均粒子径約500nm ~800μm の球状硬化フルフリルアルコール樹脂粒子(FA 粒子)の作製を行った。また,得られたFA 粒子の焼失試験,炭化・賦活試験を行い,得られた活性炭(ACFA)の尿毒素吸着性能を調べた。FA 粒子は空気中では約300℃の耐熱性をもち,かつ,約200℃かけてゆるやかに燃焼焼失していくことを確認した。不活性雰囲気下中では残炭率が大きく一般的に炭素材料原料として使用されているフェノール樹脂粒子(Ph 粒子)と同等の残炭率をもつことが確認された。また,得られた炭素は緻密であり,Ph 粒子由来炭素と比較して賦活されにくい構造となっているものと考えている。ACFA の尿毒素吸着性能は,毒素の種類にかかわらず優れていることを確認した。
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Japan Thermosetting Plastics Industry Association | 論文
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