線形剪断流中に置かれた角柱周囲の流れ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
線形剪断流をマルチファン型風洞によって生成した.剪断勾配が0.0275-0.11の範囲で,線形剪断流が角柱周囲の流れに及ぼす影響を調べた.辺長比は<I>d/h</I>=0.2-3.0の範囲で変化させた.ここに,<I>d</I>は角柱の奥行き,<I>h</I>は高さである.<I>d/h</I>=0.2-3.0で,背圧は剪断勾配<I>β</I>の増加に伴い回復した.同じ風洞を用い,スモークワイヤー法により流れの可視化を行なった.<I>β</I>=0.11で高速側の剥離剪断層は<I>d/h</I>=2.2から再付着した.また,水槽を用いPIV計測を行なった.<I>β</I>=0.092の<I>d/h</I>=3.0の場合,高速側からの剥離剪断層の時間平均再付着長さは,低速側よりも有意に短い.
- 一般社団法人 日本風工学会の論文
一般社団法人 日本風工学会 | 論文
- CFD による火災旋風と火の粉の飛散解析
- ガストフロントの突風構造
- 数値流体解析による超偏平矩形断面におけるねじれ1自由度振動時の非定常空気力の算出
- 送電用鉄塔の耐風設計のための風向別基本風速に関する検討
- 風向別風速を用いた送電鉄塔の耐風設計法に関する研究 : 「送電用鉄塔の風荷重指針(案)」の骨子