最適条件の時間論理記述を用いたモデル生成器によるコード最適化
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概要
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本論文では,コンパイラにおけるコード最適化を自動化する新しい方式を提案する.まず,コンパイラの最適化で用いられる中間言語に似た簡易な言語を定義し,プログラムの制御の流れを記述する論理としてCTL*の拡張であるCTL*-FVを定義する.プログラムの制御はこの論理のモデルと見なすことができる.次に,最適化の対象となるコードと同じ意味を持つコードが満たすべき制約を求める手続きを与え,更に無用コードがない等の最適なコードの性質を論理式で与える.これらの制約を満たすモデルをモデル生成器で生成することにより最適化コードを得る.最後に,プログラム間の効率の良さを表す半順序関係を定義し,この方式で得られるコードはこの関係において同値であることを示す.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
日本ソフトウェア科学会 | 論文
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