静的型システムによるJVMアクセス制御の実現
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概要
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本稿では、現在のJAVAの動的なアクセス制御に代わる、JVM仮想機械(JVM)プログラムに対する静的型システムを提案する。この型システムは、JVMプログラムの型の整合性を検証するだけではなく、プログラムが使用するリソースが、アクセスポリシーによって認証されていることを検証することが可能である。本稿では、型システムの健全性を、JAVAのスタック検証と同等な動的アクセス制御を実現する操作的意味論に関して証明する。これにより、正しく型付けされたプログラムはアクセスポリシーに反しないことが保証される。さらに、型推論アルゴリズムを構築し、型システムに関して健全であることを示す。本稿の結果により、非効率な動的アクセス制御に代わる、JVMに対する静的型システムを実現することが可能になる。
- 日本ソフトウェア科学会の論文
日本ソフトウェア科学会 | 論文
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