原始惑星からの地球型惑星形成 - 不完全集積の影響
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概要
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地球型惑星形成の最終段階を、多数の多体シミュレーションを行なうことによって統計的に明らかにする。寡占的成長により形成された原始惑星系を初期条件とし、初期条件を系統的に変化させて、形成される地球型惑星系の構造の初期条件依存性を調べる。今回は、不完全集積にした場合に形成される地球型惑星の特徴の統計的性質を定量的に示す。特に惑星の自転パラメータに注目する。不完全集積の場合、衝突パラメータや速度が大きい大角運動量の衝突は合体にならない場合が多い。よって合体する衝突の角運動量は小さくなり、惑星の自転角速度の速度分散は完全集積の場合に比較して小さくなる。
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日本惑星科学会 | 論文
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