陽子線照射により生成したタイタン「ソーリン」のキャラクタリゼーション
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概要
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タイタンは、窒素を主成分とし、副成分にメタンを含む1.5気圧の大気を持ち、また複雑な有機物(tholin)の存在が知られている。探査機ホイヘンスによって、地表における氷の水や液体のメタンの存在が示唆されている。タイタンにおける宇宙線の働きを見るために、メタンと窒素の混合気体に3MeV陽子線を照射した。生成物を加水分解するとアミノ酸が生成した。そのD/L比は1で、同位体を用いた実験からもアミノ酸の無生物的生成が確認された。質量分析から分子量が最大1700で低分子量領域からは14刻みのマススペクトルが得られた。
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日本惑星科学会 | 論文
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