エンスタタイトコンドライト的な組成を仮定した水星の熱史
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概要
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原始太陽系の内縁部において、物質はより還元的な傾向にあると考えられるため、水星も還元的な物質から成るという可能性が指摘されている(Wasson 1988)。そこで、水星のマントルの組成・核の組成を、還元的物質であるエンスタタイトコンドライトのケイ酸塩成分、および金属・硫化物成分の組成とそれぞれ同一であると仮定し、パラメータ化対流論を用いて水星の熱史を数値計算した。この結果によれば、現在の水星の内核半径は、従来予想されていた大きさに比べてかなり小さい値となる。
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日本惑星科学会 | 論文
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