黒部川扇状地における自噴井の水量・水質の現地観測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
富山県東部に位置する黒部川扇状地では古来より多用な地下水利用がされてきた.農業用水や工業用水のみならず,家庭用水として積極的に利用されている.しかしながら,著者の研究によって,黒部川扇状地では最近30年間において地下水位が漸減していることがわかっている.この現象が最近30年の間に発生したのか,さらに長い期間においても続いているのかを明らかにするため,自噴井の分布や水位に着目して,歴史的な地下水位の変動の解明を試みている.本稿では,昨年度より開始した自噴井の調査結果を基に,自噴井の水量と水質の季節変化特性について報告する.
- 水文・水資源学会の論文
水文・水資源学会 | 論文
- 出水時における河川水中リンの濃度上昇を考慮したヒノキ人工林流域におけるリン収支
- 北海道南西部噴火湾沿岸流域における土地利用の違いが浮遊土砂流出特牲に及ぼす影響
- インドネシア, ブランタス川上流域における放射性同位体Pb-210exを用いた土壌侵食量と土砂供給源の推定
- 降雨流出過程の相違が渓流水質形成機構に与える影響
- 自己組織化マップを利用した豪雨時の成層状態の診断